1つのWebが更新を停止した

今考えていることをデジタルデータとして残しておく

がこのブログに掲げた目的の1つであるので、それに従うならばたとえほとんどの人にとってこの文章の意味がわからなくても、自分にとって大きな意味があるのではないかと思い、ペンをとることにした。


ちょうど「それ」の時はイタリアにいました。地球の反対側で起こっていることなんかまったく気にせず、楽しんでいました。帰ってきて学校の図書館の蔵書検索用PCで「彼」のWebが更新されていることを確認して、ほっと胸をなで下ろしたのを覚えています。しかし、その後「彼」のWebが更新されることはありませんでした。

私が「それ」を知ったとき、自然に涙が出てきました。今まででもお気に入りのWebの更新停止なんて事は何度もあったし、半ば「それ」を予想していましたが、実際に「それ」を知って「彼」の「それ」を選択した気持ちを思って泣きました。ネット上に限ればこんな事は今まで無かったし、きっとこれからも無いでしょう。

私は直接「彼」と面識があったわけではなく、「彼」との関係は地上から見上げる星に近い物でした。私が悩んでいるとき、旅をしているとき、忙しくて夜空を見上げることが出来ない時も、常に星は輝いていて、見上げれば光を返してくれました。そんな関係が永遠とは言わないまでも、少なくとも半年とか1年という近い未来では続いていく事を疑いませんでした。

「それ」を知ってから、私は「彼」のWebからよくリンクの張られていた「Web管理人」にその「彼」の姿を重ねるようになっていました。「Web管理人」が書く文章の中に「彼」との相違点を見つける度に、そうか、この文章を書いているのは「彼」ではなかったと思い知らされました。それでも私の心の中には「Web管理人」=「Web管理人」+「彼」という存在のまま残り続けました。

いつまでも「Web管理人」=「Web管理人」+「彼」と思って見続けるのは「Web管理人」に失礼でしょう。すぐに出来るものではないかもしれないし、意識して出来るのものでも無いかもしれませんが、これは直していきたいと思います。私が「彼」と区切りをつけるためにも。

「彼」の事を書くきっかけをくれた「Web管理人」に、ありがとうございました と一言言いたいです。
明日になってから伝えられる保証は、どこにもありませんから。



PS.「地上から見上げる星」の文章はまた別のWeb管理人の文章にヒントをえています。問題があれば削除します。
使わせていただけるのでしたら、こんな綺麗な表現を使わせていただいて、ありがとうございました と言いたいです。