0.5.k(自転車) 落石岬

北海道浜中町(厚岸郡)後静村付近
↑位置情報修正

と、いうわけでやってきました。落石岬!
霧多布と似ていて北海道開拓初期(想像)を思わせる何も無い台地にぽつりぽつりと家が建っている大地を車で進む。
岬の1.5k前から車は入れない。往復すると時間がかかるなと思い、後ろに乗っている自転車を下ろして組み立てる。組み立て1分、空気入れ1分(昨日車に乗るまでは空気抜けていなかったが、今日触ったら空気が抜けていた。)さぁ、レッツゴー。
前から家族連れが岬から帰ってくる。実はもう太陽が沈んでしまって一番おいしいところを逃した後なのだ。家族連れは夕日が沈むのを見てから帰ってきたのだろう。
でこぼこの土の道を500m行ったところで木道が目の前に立ちふさがった。地面から50cmくらい高いところに立てられていて、とてもでこぼこしているので、自転車では無理。鍵も持ってこなかったので、フロントタイヤを担いで岬へ向かって森の中を木道を歩く。
歩くこと700mで何も無い開けた土地に出る。あるのは人が通って踏み固めた道と灯台だけ。すごい。北海道をこれだけ見て回っても、本当に手の加えられていない所というのは少ない。常に道路の上を走っているし、熊出没注意の看板、畑や植林された木など、注意してみればどこかしら見つかる。ここも、灯台や木道など手が加えられているのだが、すごく自然で主張することなく、北海道の果てを思わせるのに一役かっている。
さらに300m進んで灯台の所(岬の先端?)まで行く。手が加えられていないので、これ以上行くと危険との看板すら無い。もう暗いので注意して海へ近づく。右(西)を見ると夕焼けの赤と夜の青が虹のようにグラデーションで見える。正面(南)を見ると月明かりで海が照らされている。どちらもケータイでは光が弱くて写らないのが残念だ。


帰りはもう真っ暗。自転車で往復してすぐ帰ってくるつもりだったので、ライトも持ってきてない。帰りながらこのはじめの方の文章をケータイで打つのだが、ケータイの画面がまぶしく、周りは暗いので50cmの高さがある木道の上ではとても危ない。しかたなく打つのをやめる。(帰りながら打つのは岬で更新するときのいつものパターン。行きはGPS情報が取れない。GPS情報が取れないとメールが書き始められない。)
1k歩いて自転車のところにたどり着くとほんとに真っ暗でケータイの写真撮影用ライトで照らしながら車に帰った。