ブランド 価値の創造

暇ができたので、本の感想でも書いてみようか。

ブランド―価値の創造 (岩波新書)

ブランド―価値の創造 (岩波新書)

ブランドと言ってもなにもシャネルやロレックスなど高級ブランドだけがブランドでは無い。
コカ・コーラ、ポッキー、カップヌードル、植物物語、ファブリーズ等々。大型スーパーで導入されているプライベートブランド(セービング、トップバリュ等 安くて良い品)も立派なブランドだ。商品を選ぶ事ができるという恵まれた条件にいる我々は、商品を選ぶ際『価格+ブランド』で決めているのだ。

で、こっからが本の紹介で、このブランドという物を体系化して論じているのがこの本だ。


コカ・コーラのブランド価値はいくらというブランドランキングがあって、どうやったら商品名に価格が付くのかと疑問に思っていたが、簡単に説明する文章を引用する。

無印良品」の名前の下に集まっている商品群を、あらためて風呂桶は風呂桶売り場に、自転車は自転車売り場に、ポテトチップスはポテトチップス売り場に戻してみれば、きっとそのことはわかるだろう。その売上高の集計は、「無印良品」の名の下に売られていたときよりも大きく下がるはずだ。目に見える量で言えば、その売り上げ高総額の下がった分だけ、「無印良品」という名前(ブランド)の値打ちだということになる。まさに、名前が商品(群)を超越し、価値が名前から作り出されているのである。

P71


ちょっと難しい本なので、1度読んだだけでは内容を全部理解できないかもしれない。(俺もできていない)暇があればもう一度読み返したいが・・・。