嵐山

京都市右京区嵯峨天龍寺造路町付近
今日の朝の広沢池あたりは全然人がいないのに、自転車で10分走っただけの嵐山周辺は観光客でいっぱい。自転車走りづらい、自転車止めて歩いても歩きづらい。


自転車の鍵が壊れてユースの人に自転車ごと取り替えに来てもらった。


写真はイメージ画像です。

炬燵出て歩いてゆけば嵐山 波多野爽波


散るのみの紅葉となりぬ嵐山 日野草城


去来忌や旦暮に存す嵐山 日野草城


夜着いて燈はみな春や嵐山 波多野爽波


夜着いて灯はみな春や嵐山 波多野爽波 『一筆』


温もらぬ楓琴亭の煤の湯に(嵐山) 波多野爽波 『骰子』


炬燵出て歩いてゆけば嵐山 波多野爽波 『骰子』


焼藷をひそと食べをり嵐山 波多野爽波 『湯呑』


遊船や棹のまに〜蝉の声(嵐山) 『定本石橋秀野句文集』


水べりに嵐山きて眠りたる 後藤夜半


散るのみの紅葉となりぬ嵐山 日野草城


去来忌や旦暮に在す嵐山 日野草城


散るのみの紅葉となりぬ嵐山 日野草城


嵐山のみやげ屋で買ふ時雨傘 清水志郎


狂ふとき又美しき花嵐 山下美典


水べりに嵐山きて眠りたる 後藤夜半


真つすぐにあがる飛燕や嵐山 田中王城


追羽子や川をへだてて嵐山 岸風三楼


鰒くひし妹か住居も荒にけり 嵐山


短日やはだかり陰る嵐山 花蓑


十六夜や水よりくらき嵐山 蜃楼


鴫立て一とせふりぬ此夕 几董 (嵐山一周忌)


嵐山藪の茂りや風の筋 芭蕉


嵐山の灯取虫なりにくからず 鈴鹿野風呂


真つすぐにあがる飛燕や嵐山 田中王城


行くほどに京は山国青嵐 山内山彦


嵐山の稜線天に冴返る 粟津松彩子


嵐山の天に二月の日を置けり 粟津松彩子


嵐山に遊ぶ水辺に緑蔭に 松尾緑富


水べりに嵐山きて眠りたる 後藤夜半


嵐山の枯木にとまる千鳥かな 長谷川零余子


嵐山うつる大堰の濡れ燕 皿井旭川


ひらひらと少年泳ぐ麦嵐 山上樹実雄


嵐山春の浮寝のつづきをり 田中裕明 先生から手紙


餅花と状もてゆかな嵐山 田中裕明 櫻姫譚


春おぼろあの世この世の夢の人 嵐山美子


端居する柱替りに嵐山 素抱 七月-九月


明星や夕やけそめたる嵐山 藤田あけ烏 赤松


達磨忌を壁のなごりや蟋蟀 嵐山


鰒喰ひし妹が住居もあれにけり 嵐山


白菊に置得たり露置得たり 嵐山


白河も黒谷も皆もみぢかな 嵐山


大きな葉もてあましをり芋嵐 山下美典


碁を崩す音かすかなり夏木立 嵐山


六月や峰に雲置く嵐山 許六


嵐山藪の茂りや風の筋 芭蕉


大の字に寝て高楼の青嵐 山岸莎舞浪


檜扇の葉に漏る顔や燕子花 嵐山


墨よしや千鳥こぼるゝ朧月 嵐山


百姓の煙草は臭し梅の花 嵐山


嵐山松田の四月となりにけり 白居


青嵐山女魚焼く火を襲ひけり ねずみのこまくら 昭和六十二年


炬燵出て歩いてゆけば嵐山 波多野爽波(1923-91)


水べりに嵐山きて眠りたる 後藤夜半(1895-1976)


水べりに嵐山きて眠りたる 後藤夜半(1895-1976)


言霊のしづもる嵯峨の花嵐 山岡正嗣


麓より拝む佛や初嵐 山本洋子


水べりに嵐山きて眠りたる 後藤夜半


白川も黒谷もみなもみぢかな 嵐山 五車反古


名月や落るものとは思はれず 嵐山 五車反古


百姓のたばこは臭し梅の花 嵐山 五車反古


墨よしや千鳥こぼるる朧月 嵐山 五車反古


檜扇の葉に洩る顔や燕子花 嵐山 五車反古


嵐山松の四月となりにけり 松島 白居 五車反古


十六夜も橋で吹かるゝ嵐山 中村史邦


嵐山の夕明りなほうす紅葉 高濱年尾


早紅葉の松間を走り嵐山 高濱年尾


炬燵出て歩いてゆけば嵐山 波多野爽波


嵐山藪の茂りや風の筋 松尾芭蕉


六月や峰に雲置く嵐山 松尾芭蕉


花の香や嵯峩のともし火消る時 蕪村 春之部 ■ 日暮るゝほど嵐山を出る


嵯峩へ歸る人はいづこの花に暮し 蕪村 春之部 ■ 日暮るゝほど嵐山を出る


花に舞ハで歸るさにくし白拍子 蕪村 春之部 ■ 雨日嵐山にあそぶ


花に來て花にいねふるといとま哉 蕪村 春之部 ■ 雨日嵐山にあそぶ


傾城は後の世かけて花見かな 蕪村 春之部 ■ 雨日嵐山にあそぶ


筏士の簑やあらしの花衣 蕪村 春之部 ■ 雨日嵐山にあそぶ


はな散りて三日月高し嵐山 松岡青蘿


嵐山薮の茂りや風の筋 松尾芭蕉


水べりに嵐山きて眠りたる 後藤夜半


水べりに嵐山きて眠りたる 後藤夜半