W41CAを徹底解剖

W41CAに機種変

通勤電車の中で使うかなぁ?と思って写真1左のワンセグ対応の日立製(ワンセグ以外は中身のソフトも同じ)と迷ったが、持つと明らかに大きくボタンの色遣いがかっこわるいので却下。


白か黒か迷ったが黒を選択。



最近のauのケータイの充電機を繋ぐ場所がみんな横に変わっている。
どこもやっていると言うことはその方が薄型や小型化に便利なのだろう多分。




ソフトは前とあまり変わらず使いやすい。便利なショートカット機能がちょっと増えて、ほんの何カ所か操作が変わってとまどうけど、基本的に同じ。


フラッシュが使えるようになったので、

ケータイの基本システム
EZアプリ
ブラウザ

にフラッシュが加わってさらにちぐはぐになった気がするのは俺だけだろうか?




細かい不満点を挙げれば、カメラはサイドのシャッターボタン長押ししなければならないのでワンプッシュで起動して欲しい。


2軸液晶なので、当然カメラはボタン側に付く。これがまだ馴れない。


背面液晶が無いので開かないと時間が確認できない。ケータイを時計代わりに使っているのでこれはけっこう痛い。
社会人になったら腕時計するもんでしょうか?




機種変するときに写真2の壁紙でやって、アドレス帳をコピーする時に受付のおねーさんに見られた。orz


W41CAと過去の名機


俺みたいなケータイおたくだと無理矢理すべての機能を使おうとするのですが、(ケータイとPC繋げてネットしてみたり。 大抵は1回使って満足して使わないのですが)普通の人はメニューの奥の方に行かないと使えない機能なんて使おうとしません。


そこで、普通の人にもこのケータイにはこんな機能があるとういう事をわかってもらい、使ってもらうために重要になってくるのが専用キーとポータルです。
専用キーとポータルとは、自分が名付けた名前で正式な名前は知りません。ここでは、メールやアドレス帳、カメラ等を使うときに押すボタンを専用キー。初めの画面から決定キーを押したときに出てくる画面をポータルとします。
この専用キーやポータルに機能を置くことによって、どんな機能をユーザーに使わせようとしているかが見えてきます。



手元には4台のケータイがあるのですが、1台目はC313K、この頃初めてカラー液晶を搭載した頃です。KDDIになり、auという新しいブランドができたのもこの頃よりちょっと前。ケータイにはauと書いてあるので合併してからできた機種みたいです。
これから買うならカラーでなければ時代遅れになると思い、一番安い物で良いだろうと言っていた親をねじ伏せて1万くらいしたこのケータイを買ってもらいました。
面白いのが今や基本のメール専用キーがまだ無い。ezWebボタンを押してその中からメールを選ぶ。
ポータルはまだ無く、説明書がないと良くわからない文字だけのメニューがずらっと並びます。



2台目はA3015SA、3GケータイであるCDMA1Xになり、Jフォン(現ボーダーフォン)の写メールのヒットにより、それに遅れまいとauがカメラ付きケータイを出してきた頃です。結局docomoがカメラ付きを出したのはさらに半年くらい後だったと思います。GPSも搭載したが、この頃はあまり使わず、世間にも使われず。
カメラが付いて、自分撮り用のサイドボタンが付きます。今では7個も付いているサイドボタンの登場はカメラによって登場したみたいですね。
メール専用キーとカメラ専用キーが付きました。
まだポータルは文字だけ。



3台目はA5406CAau最後のJava機種、320万画素、PCとUSB接続、QRコード
1年くらいの間に100万画素、200万画素、300万画素機種が出て、画素数競争はさらに加熱するかと思われましたが、最新機種では200万画素に下がりましたorz
ほとんどの人は高画素はそんなにいらないから下がったのだと思われますが、GPSと合わせて自分にとってはデジカメかつ写真付きブログを更新する強力なツールでした。
QRコードに対応した初めての頃の機種だが、2年で一気にQRコードがそこら中に見られるようになったね。一般的に2年で機種変だからそろそろほとんどのケータイにQRコード機能が搭載される頃だ。




サイドボタンが2つになった程度で専用ボタンはあまり変わらず。この辺は機種変によりメーカーも変わっているので一概には言えない。
ここでポータルが登場初めて登場。
miniSD
フォト
ムービー(中心)
QRコード
他8つ


新機種W41CAのポータルは
miniSD
カメラ
au Music Player(中心)
HelloMessenger
PCサイトビューアー
EZ・FM
EZ FeliCa
赤外線受信
他5つ


旧機種はムービーとQRコードという機能がある事をアピールして、使いやすいようにポータルに設置。miniSDに対応したのもこの頃から。
新機種ではムービー、2次元コードリーダー等は新機能に押されてかカメラという1つにまとめられてしまった。QRコードを使うときに少し不便だ。
新機能が大量に増えていてポータルに設置することによって簡単に使えるようになっている。中でもau Music Playerが中心に来ていて、今回の一押しだと言うことがわかる。
さて、次の機種で2軍落ちしているのはどれだろうか?


W41CAの機能


そんなのが今まで買ったケータイの推移
しかし、今回ほど期待が少なかったケータイはない。



初めに買ったのはカラー液晶
2台目 カメラ付き
3台目 320万画素カメラでデジカメ代わりに



それぞれケータイとして大きな進化を、今回は特に欲しいという機能がなかった。
まぁ、それでも2万(−ポイント分5000円)出したんだけど。



今回加わった機能


FM?
いらない。


赤外線?
auもやっと搭載。まぁ、便利かな?でもプロフィールのQRコード自動作成機能みたいなのをつけて画面に表示させればそれでも出来ると思うけど。


お財布ケータイ?
あったら使うかも。でも設定がめんどい。モバイルSUICAはビュークレジットカードが必要だし。


PCドキュメントビューアー
いらない。


フルブラウザ
使ってはみるけど常に使うかと言われると。定額高いし。



Hello Messenger?
キャリア間互換無いからね〜。どれだけ普及するか。



LISMO
今回のメイン?



あまり欲しい機能が無かった割には機能てんこ盛りだがいまいち。



今回のカシオケータイに期待していたことは、


Gショックケータイ(防水、対衝撃)
VGA液晶(VGAでこそPCサイトビューワーが使い物になるようになる)


W31CAをパスしたのだが、結局追加されずじまい。
春合宿までにはパケット定額が欲しかったし、前のがポロボロでエラーも起きるようになったのでこれ以上待てなかった。


W41CALISMO


機種変したW41CAは最近CMやってるLISMO対応ケータイです。


iPod+iTunesの対抗馬として彗星のごとく現れたLISMOソニー他国内メーカーが苦戦しているのでなんとかして欲しいところです。



PC上のソフトであるau Music Portは、iTunesの良いところを取り入れてジャンルやアーティスト、アルバムを簡単に選んで表示できるようになっています。
さらに、写真やムービースケジュールやアドレス帳などのバックアップも取れます。






ですが、まだ使ってません。



だって、MP3使えないんだもの。


著作権制御機能が無いMP3を使えることを音楽配信するレコード会社が嫌ったのでしょう。
音楽配信が始まって軌道に乗ってきたところで、ユーザーの要望だからとレコード会社を納得させてMP3対応になるかもしれませんが、それまではiTunesには対抗できないだろう。


とりあえずauがやることは、
今着うたしか使っていないユーザーをすべて取り込んで、ipodなどにユーザーを流出させないこと。


着うた使っているユーザーはちゃんとお金を落としてくれる実績のある優良顧客なので、きちんとやればある程度の成功は収められる。
それ以上を取り込むのならやはりMP3対応は必須だろう。



W41CAはSD-AudioPlayer


http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/mobile_catchup/27904.html

ここによると、LISMOとは別にSD-Audioというのにも対応していているそうなので、使ってみることにした。
SD-Jukeboxはソフトを買わなきゃならないので、http://moocs.com/でソフトを落としてきた。moocsというサイト音楽DLサイト版のSD-Jukeboxのようで、moocsが独自でプレイヤーを作らないでライセンス料を払ったのだろう。おかげでフリーで使える。



http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20093540,00.htm
前回試そうと思ったSongbirdはまともに動かなかったからな。iTunesとソフトを比較するのも面白そうだ。



って、記事の中にあったアンケート見て驚いた。
iTunesがシェア6割!!
あくまでこのようなサイトに見に来るPC好きな人という前提付きだが、iPodでシェア6割という威力はそんなに大きいのか?
大半の人は初めから入っているWMPを使っているのかと思ってた。
そして、選択肢にも挙げられないソニックステージとリアルプレイヤー・・・



早速使ってみた感想。
まず目に付くのはSDにコピーすることを前面に押し出したソフトと言うこと。
ダブルクリックして別の曲を再生するときに今再生している曲がフェードアウトするのが気持ちいい。iTunesではぶつ切りになってしまう。今までは気づかなかったけど、これを一度聴くとiTunesにもして欲しくなるなぁ。
ファイルのインポートに時間がかかるので、独自形式に変換しているのかな?と思ったのだが、
ミュージックソムリエという機能があって、このプレイヤーに曲を登録したときに自動的に認識して、ウキウキ系、騒ぎたい感じ、ポップ系切ない感じ、癒し系等々に分けてくれる。また、この曲と似た曲という探し方ができる。その分登録するときにちょっと時間がかかる。
これは良いなぁ。激しい曲を聴きたいとかいうときに便利だね。一晩かけて全部登録してみようかなぁ。



http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20031222/dal127.htm



設定や検索を押すと普通のウィンドウズの灰色の設定画面が出てくるのはちょっと興ざめ。
再生中に設定が変更できないのはわかりづらい。再生中にその曲の情報を編集できない。
プレイヤーの一番下の行に常に音楽の広告がスクロールしていくのがチラチラして邪魔。
例を挙げるならiチャネルもしくは深夜のニュース。
多分これは一番下の行は画面からはみ出させて使ってくれと言うことなのだろうw



W41CAはMP3が再生できないので、ケータイで再生させるにはファイル形式をAACに変換しなくてはならない。
SDカードに移動するときに自動的に変換してくれるので新たに変換しておく必要はないが、その場で変換するので普通にSDにコピーするときよりも時間が必要になる。自分のPC(P4 2.4G)では3倍くらいの時間がかかるが、そもそもSDに書くスピード自体が遅いので3倍も3分の一もあまり関係ないかも。


ケータイのプレイヤー側は、アルバムやアーティストの名前で選べずに曲の数だけ縦にずらっと並ぶので、あまり大量の音楽を入れるのには向かない。SDの容量から言っても気に入っている十数曲を入れて聞くために使う物だな。


W41CAが見る未来


さて、話は機種変した2月14日に戻る。
データフォルダに入っていたデータが、大量?(使用量9700KB 全然大量には見えないが・・・)であったため、データを移すのに30分くらいかかったため、書類の手続きが終わってもしばらく待つことに。
その間、受付のおねーさんにいろいろと聞いてみた。


俺を含めた新しもの好きの人たちにはカシオが人気で、予約した人が10人くらい。
これを待っていたと言って何人も発売日当日に受け取りに来たそうだ。


薄くて機能充実でそんなに高くないと言うのが人気の理由と言っていたので、一般の人にも人気なようだ。


今回キーがタイル状&波形になった。これは結構押しやすい。
標準とはならなくても、他のいくつかの機種が採用するかもしれない。
余談だが、いつの間にかケータイでもブラインドタッチが出来るようになっていたのに気づいてびっくりした。



次の機種に期待される物。VGAワンセグだろうか?
VGAは流れとして必須。ワンセグはケータイ搭載が標準になるかどうかはわからない。


VGA化は今年の夏モデルか秋冬モデルか。そこで問題になってくること・・・


http://plusdblog.itmedia.co.jp/jig/2006/02/vga_00de.html

デメリットの方だが、一番心配しているのが処理速度の低下である。解像度が倍になると、画面におけるドット(点)の数は4倍になる。するとその画面を描くために必要なメモリが4倍になり、処理量もまた単純に言って4倍かかる恐れがある。

サクサクとストレスなく動くことが何より重要であるアプリケーションの分野において、処理能力の低下は大問題だ。VGA搭載の携帯電話には、十分な処理能力とメモリが同時に備わっていてくれることを願ってやまない。

なるほど。一気に4倍だからね。大変だ。
特に処理速度はカタログに書いてないし、実機が試せないことが多いのでわかりづらい。
今年出る新機種に機種変しようとしている人は特に注意。


W41CA(新機種)とA5406CA(旧機種)との処理速度の違いはほとんど感じられない。
早くもなっていないし、遅くもなっていない。
データフォルダの写真の表示が早くなったのに気づいたのが唯一の点。
WINになってもメール受送信やウェブ表示の体感速度がかわっていないのが残念だ。
大きな容量のDLは早いのだろうけどね。そんなのはどうでも良い。


ワンセグを搭載したW41HW41CAと同じくカシオ日立モバイルコミュニケーションズが作っているので、ワンセグの技術としては既に持っている。
あとはいかに小さくして搭載するか。W41Hはでかすぎだ。


後は何だろう?素人には思いつかないな。
HDD搭載が一般化するとは思えないし、メガピクセル競争は終わったし。
可能ならば防水機能をごつくない形で搭載して欲しい。


ハードの進化としてはスピードが遅くなってきた感じはするが、これからも俺たちを楽しませて欲しい。